1件あたり300万円必要!?先進医療特約をつける必要性とは

医療保険の話を聞く場合に、必ずと言っていいほど話題にあがる先進医療特約

保険適応外の最先端治療を行う場合に、お金がもらえるものですが、実際必要なのでしょうか?

1. 先進医療特約とは

先進医療特約とは、

生命保険における特約の一つ。厚生労働大臣が認可する先進医療に該当する医療技術により、届け出がなされている医療機関で治療を受けた場合、給付金が支払われる。

出典:先進医療特約(センシンイリョウトクヤク)とは – コトバンク

先進医療は厚生労働大臣が定めたものを指しており、医療費は全額自己負担になります。

もし、保険適用医療と先進医療を合わせて受けた場合、先進医療に関わる分は全額自己負担となるが、保険適応範囲は3割負担となる。

また、厚生労働省のHPに先進医療とは、

未だ保険診療として認められていない医療技術について、一定の安全性、有効性等を個別に確認した ものは、保険診療と保険外診療との併用を認め将来的な保険導入に向けた評価のための臨床試験を行うこととしています。

つまり、先進医療とは保険適法までの臨床試験は進んでないが、ある程度安全そうなので、先進医療として認定し、いろんな人で臨床試験を行い将来の保険適応が考えられている治療法のことである。

2. 先進医療はどんなものがある?自己負担の費用は?

厚生労働省のHPに現在、先進医療と認められているものの種類・技術概要の一覧があります。

例えば、以前の記事で紹介していた陽子線・重粒子線治療も含まれています。

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出典:先進医療の各技術の概要|厚生労働省

日本が世界でNo.1!重粒子線治療を理解し、応援しよう!

他に気になったものは、「水素ガス吸入療法」というものもありました。

専門的なので内容はよくわかりませんが、、、笑い

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出典:先進医療の各技術の概要|厚生労働省

また、最近の先端医療の実施報告も厚生労働省HPにあります。

一部を抜粋して載せます。

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出典:平成28年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について

先進医療と言うと、何百万〜何千万の払えないような高額な費用が必要と考えているかもしれませんが、実際は3万円など少額なものもあり、思っているより超高額ではないことがわかるのではないでしょうか。

陽子線・重粒子線治療は200〜300万円するようですが。

件数も多くないので、そこまで焦って特約を絶対つけないといけないという話でもなさそうですね。

先進医療特約も数百円とかなり安いことからも、実際に先進医療を受けて保険の給付をもらう確率がかなり低いことがわかりますね。(※みんなが数万〜数百万の先進医療をすぐ受けるなら、この保険料で賄えるわけないから。)

3. まとめ

〜焦って加入するほどでもない〜

なんとなく不安なものも、実態をしると判断しやすくなったのではないでしょうか。

同じように、何か気になったら調べる癖をつけるといいですね。

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