フィリピンでは、現在のドゥテルテ大統領による【ドゥテルテノミクス】と呼ばれる大規模なインフラ投資が行われています。その中の目玉がフィリピン初の地下鉄建設です。その計画を日本が行うとのことなので、気になり記事にしました。
1. 合言葉は”ビルド・ビルド・ビルド”
合言葉通り、ドゥテルテノミクスでは2017年から22年までに約19兆円を投じてインフラ投資を行います。
このドゥテルテノミクスでは、地下鉄や高速道路、空港などの整備を推進します。
そのための資金源としては、諸外国からの資金支援や法人税や物品税の見直しなどの税制改革にも取り組むとされています。
フィリピンでは、大統領の任期が再選禁止で6年なので、6年ごとに政策が大きく変わることが少なくありません。
しかし、ドゥテルテ大統領は、前任の秋の大統領のインフラ投資の方針を引き継ぎ、さらに強化して実行しているのです。
2. 総事業費5000億円以上の「メガマニラ・サブウェイ計画」が目玉
この計画は、ドゥテルテノミクスの最大の目玉と言われています。
マニラの渋滞は人口増加に伴いかなりひどい状況であり、一日に約50億円もの経済損失があると言われるほどです。
北部のケソン市から南部のタギッグ市までの約25キロを14の駅で結びます。これにより、空港から市内各所まで容易に移動することができます。

一日の利用客は35万人を見込み、
そして、この計画の資金援助を日本がすることに合意しています。
すでに、マニラ市内にはLRT(Light Rail transit)、MRT(Metro Rail Transit)、PNR(Philippine National Railways)と呼ばれる通常の鉄道はありますが、これでは人口増加に追いついていないのですね。
【現在のマニラの在来線】

3. まとめ
フィリピンで現在かなり大掛かりなインフラ投資が行われていることがおわかりいただけたでしょうか
今後の進捗が気になりますね!また、進捗がわかるニュースがありましたらご紹介します。
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