新年になったと思ったら、すでに3月。就職活動が解禁しましたね。
今回は、就活生必見の会社の選び方・分析の仕方についてまとめました。
近年は、大企業での不祥事が多く、銀行でも大量の人員削減をしているような状態です。そんな中どうやって就職する企業を選ぶべきか考えましょう。
ちなみに、先日紹介したおすすめマンガインベスターZの中では、就活における企業分析と株式投資の関係もテーマとしてありました。
そして、今回紹介する方法はこれ。
会社情報は決算情報から読み取れ!
目次
1.会社のすべては決算情報に書いてある
決算情報とは、会社が株主向けに会社の売上などの情報をまとめているものです。
就活生向けではなく、株主に対して書いてあるので、会社のさまざまな情報が書いてあります。
これを読むことで、「会社の現状」「取り巻く環境」「保有資産」など多くの情報を知ることができます。
1.1 会社の決算発表説明プレゼンテーション用資料で勉強しよう
会社が決算発表で株主への説明用に作ったパワーポイントなどの資料がほとんどの企業のIHPに上げています。
探し方は、インターネットで「企業名 IR」と検索し、その企業のIR情報HPを開きます。その中にIRライブラリの決済報告等の中にあります。
例えば、トヨタ自動車ではここにあります。

株主向けと言っても、一般のサラリーマンが株主の場合もあるので、わかりやすくまとめてあります。その中には、
・会社の今の状況
・今、力を入れている分野
・今後力を入れていく分野
など、就活生として気になる情報がたくさん詰まっています。
ここを読んで、気になったことなどを就職担当の人事等に質問すると印象に残るかもしれませんね。
1.2 有価証券報告書から『役員報酬』を見てみよう
例えば、役員報酬(給与)の金額もわかります。
インターネットで「企業名 IR」と検索すると、その企業のIR情報HPへいけます。その中のIRライブラリ等に有価証券報告書はあります。
そして、役員報酬は有価証券報告書の「コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載されています。

出典:トヨタ | 有価証券報告書・四半期報告書 | 2017年3月期(平成29年3月期) | 有価証券報告書
これが、世界トップのトヨタ自動車の役員報酬です。社長の豊田章男さんで3億円とかなりの金額をもらっていることがわかります。
自分の就職したい会社の役員報酬を見てみるのも面白いですね。なかなか知っている就活生は少ないのでは!?
2. 一歩踏み込んで、会社の強さを数字で比べて見よう
他にも、数字で比較する方法もおすすめです。
例えば、下の表のような感じです。

自分が行きたい会社の同業他者を含め上のような表を作ってみましょう。
表を埋めるための情報は上で紹介した、有価証券報告書の最初の方に書いてあるので、探してみてください。
それでは、表を見てみましょう。
仮に自分がA社に行きたいと考えているとします。
この表からは会社の規模だとD社が売上高400億、社員数も5000人と一番目立ちます。
しかし、売上高営業利益率(企業の儲けやすさ)で比較すると、A社は20%でD社の15%より高いです。3年間の伸び率でもD社の14%と比べてA社は100%とかなり伸びていることがわかります。
こういった情報から、A社には他者にない強みがあるのではないか、ここ数年で何か変化がなかったかなど調べるきっかけになります。
こういった質問を説明会で聞いてもいいですし、自分で決算情報から調べるのもいいですね。
3. まとめ
企業情報は自分で考えて掴み取れ
会社の決算情報から就活に活かせる情報の集め方を説明しました。これはあくまで1例で、他にもいろんな方法があると思います。
こういった情報収集は、就活だけでなく就職してからの社会人生活や投資を始めるときなど多くの場面で活かせるのでどんどん挑戦しましょう。
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