2018年末から2019年にかけて日経平均は大きく動いていますね。
今回は、日経平均の現状を知るための1つの参考として、PERとチャートを使った判断方法をご紹介します。
1. まず、PERとは?

PERは、その企業の株価が割安かを判断するための指標。平均は15で上の式で算出できます。投資する企業を選ぶ上でPERが高すぎないかの判断はとても重要。

また、EPSとは、1株でどれだけの利益をあげれるかの指標。
PERやEPSなどその他用語説明はこちらにまとめています。↓
PERは自分で計算しなくても、証券会社のHPでもなんでも調べたらすぐに出てきます。
また、今回日経平均のPERは、このサイトを参考にさせていただきました。
ここ数年の株価とPERをグラフにしたのがこちらです。

2013年4月ごろよりPERはあまり変わらず12〜16程度を推移しています。
2019年1月4日現在は、11.09と平均が15と呼ばれるPERとしては割安に見えます。
ここで、注意すべきは【PERの意味合い】です。
先に株価の決まり方を見ましょう。この式です。

会社の業績とPERの掛け算で株価は決まるのですが、ここでPERは投資家の期待を表します。
つまり、株価はこんな時変化します。
【株価が上がるとき】
・会社の業績が上がる
・会社の業績は変わらないが、投資家の期待だけ上がる
【株価が下がるとき】
・会社の業績が下がる
・会社の業績は変わらないが、投資家の期待だけ下がる
結局言いたいことはこれ!
2. 結局、トレンドに逆らわないのが失敗が少ない
結局、そんな簡単に相場の頂点・底はわからないですね。
なので、大きな流れに逆らわずに、【波に乗る!】ことが大切です。
今の日経平均の週足10年チャート、月足20年チャートを貼ります。
【週足10年チャート】

出典:MARKETSPEED for Mac – 楽天証券のトレーディングツール
13、26、52週移動平均線を書いていますが、それら3本を割り込み、これからさらに下がりそうな見た目をしていますね。
【月足20年チャート】

出典:MARKETSPEED for Mac – 楽天証券のトレーディングツール
9、24、60月移動平均線を書いています。60月移動平均線が支えとなり反発しそうですね。
このように、見るローソク足によってもトレンドの見え方は変わります。
ましてや、トレンドの変換点はわかりません。
- トレンドが変わった後に、流れに乗ることが大切。
- 自分の想定する保有期間によって見るチャートを選ぶことも大切です。
⇒数年単位で保有するなら月足、数週間・数ヶ月単位なら週足
= 期待が低く、今後さらに下がるかも !!