リスク管理の第1歩!自分の許容リスクを確認しよう

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今回は、自分の許容リスクについて考えて見ましょう。

しっかり把握することで資産運用での致命的な失敗を防ぐことができます。

 

1. 自分の許容リスクとは

ここでは、許容リスクを以下のように定義します。

【許容リスク】

  = 資産の合計 ー 最低限手元に残すべき資産

例えば、今の資産合計が100万円とします。そのうち、30万円はもしものために手元に残しておきたいとすると、残りの70万円がここでいう許容リスクです。

もし、この70万円で投資をして、失敗して0になったとしても、手元に30万が残っているので生活できるという考え方です。最低限手元に残しておきたい資産を決めずに、すべてを投資に回すと、当然失敗して0になると生活できないですよね。

なので、自分の許容リスクの範囲内で投資をすることが大切です。

2. まずは、自分の持っているすべての資産を洗い出そう

許容リスクを知るための最初のステップです。まず、自分の全資産がどれだけあるかを洗い出しましょう。

意外と把握していない人が多いのでは無いでしょうか。

下の表を参考に作ってみましょう。

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左側に自分が持っている資産、右側に負債(借金)を書き出します。そして資産と負債の合計である総資産を計算しましょう。

資産の欄には、現金だけでなく、保有している株式や外貨などすべてその時の価格で記入しましょう。

併せて、負債の方も把握しましょう。支払わないと行けない借金を書き出します。 

この表は定期的に作成することで、自分の現実把握でき、さらに変化も分かるのでおすすめです。

私は毎月作っています。口座を開設している銀行すべてでインターネットバンキングを登録しているので、その時の残高が家ですぐ確認できるので、5分もかからずに作れます。

ここでは、負債も加味した総資産まで算出していますが、許容リスクの算出には、資産の合計(上の表では600万)を使用します。

3. 最低限手元に残すべき資産を決め、許容リスクを知ろう

次に、どれだけ手元にお金を残すべきなのか決めましょう。

結論から言うと、人によってさまざまです。笑

よく言うのは、生活費の3ヶ月分〜6ヶ月分です。何かあっても、3ヶ月〜半年は暮らせる金額があれば大丈夫だろうという考えです。

私は、この金額にこだわる必要は無いと思います。自分が安心できる金額を手元に残すべきです。

極論を言えば、毎月の給料で生活費を賄える人、かつ独身なら、ほとんで手元に残さなくてもいいと思います。もしその状態で、常にそわそわするようなら投資に回す金額は減らしたほうがいいでしょう。

また、投資対象の「流動性が高い」場合には、さらに手元に残す金額は少なくて済みます。なぜなら、必要になったらすぐに現金化することができるからです。

投資対象の流動性も加味した上で、自分が安心する金額を手元に残しましょう。

そして、手元に残すお金を資産の合計から引くことで、許容リスクがわかります。

4. まとめ

自分の資産の洗い出し、手元に残すお金の決め方から「自分の許容リスク=投資可能金額」の決定の仕方を説明しました。 

最悪の事態を想定して、最初に投資金額を決めることで、安心して投資することができます。投資では、最悪の事態が発生するリスクを「テールリスク」と言い、常にテールリスクを意識して行動することが大切です。

リスク管理の第一歩として是非、自分の許容リスクを考えてみてください。

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