この記事は、最近見つけた「トライアートETF」について調べて結果と評価をご紹介します。
1.トライアートETFのざっくり解説!
1.1仕組み
サービスを提供しているのはインヴァスト証券という会社です。
世界中のETFから厳選された26銘柄から投資対象を選び、指定の自動売買システムで取引をすることで、キャピタルゲインを目指す投資案件です。
CFD(contract for differece)と呼ばれる、「差額決済取引」を採用しています。
証拠金としてインヴァスト証券に預けたお金を担保に5倍まで取引でき、かつお金が増えた分、減った分のみ証拠金に付与される仕組みです。FXと同じ仕組みになっています。
通常の株式投資などでは、自分のお金を使って株を買いますが、CFDではお金を担保として預け、さらに大きなお金を借りながらETFを売買することになります。
この、”お金を借りる”ということで、レバレッジが5倍取れると同時に、金利の支払いが必要になるのです。
メリット・デメリットは以下の通り。
- 自動売買なので自分の時間を使わない
- 為替リスクがない(差額決済のため)
- レバレッジ5倍まで出来る(1倍でもOK)
- インヴァスト証券が潰れてもお金が返ってくる(信託保全)
- 売却したら翌日には出金できる(流動性が高い)
- libor+0.9%の手数料がかかる(結構高い)
- 下落局面は耐えるしかない(買いが基本)
- ロスカットがある(値下がりし、ある基準まで証拠金が減ると、強制的に決済され、損失が確定する)
1.2コスト、お金の流れ
- libor+0.9%の手数料
- 売買手数料 無料
- 口座開設・管理費 無料
ロンドン市場での銀行間取引金利。
2019.5.28、現在米ドルで2.3〜2.6%
つまり、金利は買いの場合3.2〜3.5%かかる。
これは結構高いですよね。
1.3リスク
これは投資なので、もちろん元本保証ではありません。リスクは必ずあります。
投資をするときは、リスクをしっかりと理解することが大切です。
ここで、一番大切なことは、投資をしない(現金で貯金している)こともリスクがあることを知っておくことです。
- 差額決済なので、為替リスクはない
- ETFの値下がりによる損失リスク
- 電子商取引のシステム不具合による取引できないリスク
など、興味がある人は、以下のリンク先を見てください。
2.調べた感想 〜長期投資には使いにくい〜
ここまで調べた結果の感想です。
自動売買で手間が掛からず、お金が増えると謳っているが、それは購入したETFが順調に上昇し続けた場合の話。
CFDで借金をして投資しているので、長期間続けると3%近い金利を取られ続けるので、勿体ない。また、強制決済もあるためある程度資金に余裕を持って入金して、値下がりに耐えれるようにする必要がある。
なので、短期間でレバレッジを効かせ、為替リスクなしに取引するのには向いている。
ただし、この方法は自動売買で放置プレイしたい人にはそもそも合わないので、結論、使いにくに投資対象だと考える。
3.まとめ
短期で攻めたい人のみ「トライアートETF」を使おう
他にもさまざまな投資をこちらで検討しております。