※2019.06.25:リライトしました!
この記事は、資産を円のみで保有することのリスクをご紹介する記事です。
日本では、ほとんどの人が当たり前のようにお金を全額銀行に預けていますよね?これは、日本の円に全額投資しているのと同じです!私もそうでした。実は、この常識に流されると将来のリスクが高くなるかもしれません。
1. 円は世界通貨量の5%しかない
これは、世界の外貨準備における通貨割合です。
外貨準備とは、通貨当局が為替介入に使用する資金であるほか、通貨危機等により、他国に対して外貨建て債務の返済が困難になった場合等に使用する準備資産です。
つまり、外貨準備とは、国がもしものときの備えて持っている通貨です。各国がいろんな通貨を保有しており、それらの割合が上の円グラフです。
日本は5%で世界3位ですが、アメリカの63%と比べて12倍も違います。
圧倒的に多くの国がドルで備えていることがわかります。
2. 通貨の価値は結構変化する!
みなさんはジンパプエドルをご存知ですか。
2008年に5000億%のハイパーインフレに見舞われ、お金の価値がどんどん下がった通貨です。
最終的には、17.5京で5米ドル(約620円)とほとんど紙切れになってしまいました。
このハイパーインフレはなぜ発生したかというと、ムガベ政権による稚拙な経済政策です。ありえない経済政策により、多くの企業が海外へ出たり、倒産し、その結果、モノの不足により急激なインフレが発生したのです。その結果、ジンバブエドルは価値がなくなったのです。
このように価値がゼロになる通貨もあります。
みなさんが一番安心して使っている日本円についても価値はかなり変化しています。
過去の記事に書きましたが、ドル円相場は日々変化していますし、物価も昔と比べるとかなり変動しています。
つまり、日本に住んでいるとあまり感じにくいですが、長い目でみると円の価値も変化しており、知らないうちに貯金の価値が減っているなんてことも起こるのです。
3. 円以外の通貨も保有しよう
結局言いたいことはこれです。
多くの人は、日本円のみで資産を持っていますよね?この状態は日本という会社の株に全財産を投資しているのと同じです。
日本の業績が悪くなる(経済成長が低下するなど)と、日本の株価は下がりますよね。つまり、円安になります。これは、世界から見て、円の価値が下がっているということです。これから人口の減少する日本に全て投資するのはリスクありそうですよね。
なので、日本よりも信用のある通貨も持つことでリスクを分散させることが大切です。日本より通貨量が多く、世界で最も使えるドルを持つのが一番リスクヘッジになるのではないでしょうか。
どれぐらいの割合で持てばいいかの基準は特にありません。自分の許容出来る範囲でいいと思います。
(私の場合) 円:ドル = 50%:50%
(手持ちが少ない場合) 円:ドル = 90%:10%
など、自分の資金状況に合わせて決めたらいいと思います。まずは、少しでもリスク分散を意識して行動することが大切です。
じゃあ具体的にどうやってドルを持てばいいの??となると思うのですが、保有の仕方はなんでもいいです。例えば、
- 銀行などで円を両替してドルを現金で持つ(海外旅行のついでに)
- 外貨預金に預ける(いろんな銀行で簡単にできます。)
- 海外銀行に口座を作りドルで預ける(ちょっとハードル高い)
- FXでドル/円のポジションを保有する(スワップももらえる)
- ドル建ての運用商品に投資する
- 外国株を買う
などいろんな方法があります。日本円のみで保有することの危うさを少しでも感じたなら、これを機会に行動しましょう。
4. まとめ
日本という国の範囲に縛られず、世界に目を向けることで下げれるリスクがあります。これを気に世界へ投資しよう!
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