
イールドカーブは年数別の金利変化を表にしたもので、相場の状況を判断する上で参考になる指標です。今後、定期的に今の状況を記事にしていきます。
今回は【2018年8月】の日本・アメリカイールド・カーブです。
以前の記事でイールド・カーブについて紹介しているので、詳しく知りたい人はそちらを御覧ください。
1. 2018年8月 日本 〜金融相場〜
ずっと低水準で変化のなかった金利が、2018年8月から全体的に上昇していることが見て取れます。
これは、日銀が長期金利の誘導目標の柔軟化を検討するとし、0%程度から少し引き上げると発表したためです。
本来なら、金融緩和で長期金利が徐々に上昇していくところを、無理やり低金利で留めている状態が少し緩和されそうということです。
物価上昇がある程度起こらないとしばらくこのままかもしれませんね。
まだまだ、金融相場の始まりで止まっていると思われます。

PER(緑の線)も13程度と高くなく、株価も落ち着いた状態と言えます。今年の1月と比べるとだいぶ下がっていますね。直近では、PERは上昇していないが、株価が若干上昇しているので、EPS(一株あたりの利益)が上昇している、つまり企業が稼げるようになっていると考えることもできます。
2. 2018年8月 アメリカ 〜業績相場〜
今年に入ってからも、順調に金利が上昇し続けています。
6月に短期金利だけ高くなりましたが、概ね順調に上昇しています。
業績相場です。金利上昇の影響で株価が下がりだす逆金融相場になるまでは、中期投資で成長株に投資するのがベストです。
意外と、このタイミングが早いと言われているので、相場の状況には注視する必要があります。
3. まとめ
〜日本は金融相場:今後の業績相場で伸びる成長株を探そう〜
〜米国は業績相場:今、右肩上がりの成長株に乗っかろう〜

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