買う前に売る基準を決めろ!感情に勝てない”プロスペクト理論”とは

今回は、株式投資をする上で、株を買う前に必ずすべき鉄則について説明します。

人間は感情の生き物なので、逆らえないのです。

1. 株を買う前には、かならず売る基準を決める〜自分ルールの設定〜

私が株を買う前に必ずすることがあります。それは、

【売る基準を決めることです】

簡単そうですが、これをやらないがために、投資で利益を出せない方が非常に多いです。

売りには2種類あります。

  • 利益確定の売り   ・・・ 【利確】
  • 損失をそこで止める ・・・ 【損切り】

この2つの基準を先に決めるのです。

例えば、

  • 20%株価が上昇したら利確して、10%下がったら損切りする
  • 株価が倍になったら利確し、半分になったら損切りする

などです。

そして、この決めたルールを何があっても必ず守り実行することが超重要です!

これを徹底することで、投資初心者が必ずやってしまう下記のことを防げるのです。

・株価が下がって損失があるけど、もう少し我慢したらきっと株価は上がるだろうと売らずにいたら、損失がどんどん大きくなってしまう。

→損が大きくなる 【損大】

・株価が上がり始めほんの少し含み益となりまだまだ上昇しそうだけど、下がるのが怖いからすぐに売ってしまい、少ない利益しか得られない。

→利益が小さくなる 【利小】

この、損大利小は人間が感情の生き物であることから必ず陥ってしまうことなのです。

そして、これは【プロスペクト理論】として、投資の世界では一般的な常識です。

2. 人間は感情には逆らえない!プロスペクト理論をまずは知ろう

プロスペクト理論について簡単に説明します。

こちらのグラフを見てください。

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これは利益や損失が増減したときに、心理的にどれくらい嬉しい・辛いと感じるかのグラフです。

このグラフから、利益が少し出るだけで、心理的に嬉しいと感じ安いことがわかります。そのため、すぐに売ってしまい【利小】となります。

一方、少しでも含み損になると心理的に辛いと感じますが、そのうち取り戻せると我慢し損失が大きくなってくると、損失の割には心理的に辛いと感じにくくなり、20万の損失も、30万の損失も変わらないやと思うようになります。そのため、【損大】となってしまうのです。

このように、人間の感情は投資で損をしやすく出来ています。なので、最初にルールを決め感情で投資をしないように注意することがとても大切なのです。

3. まとめ

〜株を買う前には、自分ルールを紙に書こう!〜

これだけでも、失敗する確率はかなり減ります。

感情に流されず、自分ルールを貫くことが投資においてとても大切なことなのです。

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