今回は、ASEANの一つ、フィリピンの現状についてまとめました。
以前、おなじASEANの国カンボジアの魅力についてまとまたものの、フィリピン版です。
目次
1. フィリピンはASEANの国の1つ

みなさんフィリピンはどこにあるかご存知ですか?
上の地図で緑に塗りつぶしてある、東南アジアにあるASEANの国の一つです!
多くの企業が集まり、経済成長をしている注目の国です。
2. フィリピンは3つのポイントで注目されている!
(1) 経済成長について
まず最初にこちらをご覧ください。
2017年のアジアの経済成長率ランキングです
出典:世界経済のネタ帳
フィリピンは世界で22番、アジアで10番目の成長率を誇ります。
また、ASEANの中では5位と真ん中ぐらいです。前回ご紹介した、カンボジアには若干劣りますが、かなりいいです。

出典:ASEANの経済成長率ランキング – 世界経済のネタ帳
こちらは、フィリピンの経済成長の推移です。ここ数年は安定して6%台の経済成長が続いていることがわかります。
出典:世界経済のネタ帳
ちなみに、日本の経済成長率は2017年で1.735%で世界第147位です。
(2) 人口構成について
フィリピンはは経済成長率が高いといいましたが、その原動力となるのは人口です。
こちらが、2019年のフィリピンの人口ピラミッドです。

きれいな山形の人口小学校のころを思い出しますね。若い人の割合が高齢者より多い、山のような形をしていますね。
2050年でも下のような山形をしており、これからしばらくは人口的に有利な状況であることがわかります。

一方、今の少子高齢化している日本はこんな感じです。

若い人よりも、高齢者の割合が多い、つぼ型になっていますね。
このように、フィリピンは労働人口の割合が大きい、山形の人口ピラミッドをしており、経済成長をする人口構成となっており、人口ボーナス期を迎えています。
人口ボーナス期の詳細は、この記事に詳しく書いています。
(3) 高いコミュニケーション能力・英語能力
フィリピン人は、高い英語能力と人懐っこいコミュニケーション能力をもっており、最大の武器です。
【高い英語能力について】
日本でも、スカイプなどでフィリピン人と英会話レッスンをするサービスがありますよね。それぐらい、聞き取りやすく、きれいな英語を多くの人が話せるのです。
理由は、学校の授業が英語で行われているからです。現地の言語(タガログ語)などもありますが、小さいころから英語で授業を受けているので、多くの人が自然と英語を話せているのです。素晴らしいですね。
英語は、世界の共通言語なので、フィリピンから世界へ出ていく人も、入ってくる人にとっても、意思疎通のしやすい国なのです。
【人懐っこいコミュニケーション能力】
基本的に、シャイな性格なのですが、明るい性格の人がほとんどです。
また、非常に気が利き、親切なので、日本人より繊細な感性を持っているなーと思うこともしばしばあります。
これら2つの大きな武器を持っており、今後ASEANの成長に伴いビジネスチャンスが増えるので、フィリピンの人が活躍する場が広がると思います。
- 高い経済成長率
- 労働者の多い人口構成
- 高い英語能力・コミュニケーション能力
3. フィリピンへの投資は、海外ETFがおすすめ
以前の記事ご紹介しましたが、フィリピンの個別株への投資は手数料の高さなどでハードルが高いので、アメリカに上場しているフィリピン市場全体へ投資できるETFの活用がおすすめです。詳細は、過去記事をご参照ください。
4. まとめ
- 経済成長率、人口、英語・コミュ力の3つの強みがある
- 海外ETFで投資できる。
- 今後の成長が楽しみな国